開拓の祖神を祀る(新潟)
彌彦(いやひこ)神社は
新潟県西蒲原郡にある。
弥彦山を神体山として
その山麓に鎮座する。
主祭神は天香山命
(あめのかごやまのみこと)。
天照大神の曾孫とされる。
命は神武天皇が国家
統一、即位4年後、勅命
により越後国(新潟)へ。
日本海の荒海を舟で
渡り、野積浜に上陸し
越後国を平定、開拓。
浜の人々には製塩、
漁民には網での漁業、
農民には耕作の方法を
教えたといわれる。
越後国開拓の祖神
として祀られ、「おやひこ
さま」で親しまれる。
天智天皇の時代
(668-71年)、地下
埋蔵の石油を「越後の
燃える水」として献上。
石油開発の守り神
としても信仰され
日本石油の新潟製油所
創業時に祀られる。
鬱蒼とした樹林の
中にある。拝殿後方の
山並みが心に残る。
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彌彦神社・拝殿(新潟) |
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