TOP
山と馬(岩手)


 岩手にある駒形神社は
駒ヶ岳をご神体とする。

 日本武尊(やまとたける
のみこと)の東征以前から
山頂に駒形神が祀られて
いたとの説もある。

 また、477年(雄略天皇
21年)、京都の籠神社から
宇賀御魂大神を勧請し
山頂に祀ったともいう。

 その後、駒形大神
として、神仏習合により
大日如来の化身とされる。

 火の山の猛威を鎮め、
農作の神として信仰される。

 一方、一帯が「軍馬の
産地」であり、「馬の守護神」
としても信仰される。

 東日本各地に勧請され
「おこま様」と呼ばれる。
また、神仏習合により
馬頭観音とも習合される。

 駒ヶ岳は峻険な霊山で
あり、女人禁制もあり
里宮が設けられる。

 また、1903年(明治
36年)、現在の本社が
水沢の地に新設される。

 山岳信仰と馬が織りなす
地方色豊かな神社である。


駒形神社・本社拝殿(岩手)



TOP