作庭不詳の名園(京都)
龍安寺(りょうあんじ)は
京都市右京区にある。
臨済宗妙心寺派である。
世界遺産に登録されている。
方丈前の石庭は幅22m、
奥行10mほどの敷地に
白砂を敷き詰めその中に
15個の石を配する。
石の配置は5か所に
点在させたシンプルな
「枯山水」の庭である。
史跡・特別名勝である。
1975年(昭和50年)、
エリザベス2世が公式
訪問した際、称賛され
世界的にも知られる。
しかし、有名な割には
作庭者などの詳細は不明で
石庭の意図も分からない。
室町時代末期(1500年
頃)、特芳禅傑などの禅僧
により造園されたとの説も
あるが定かではない。
見方も様々。「虎の子
渡しの庭」とか諸説あるが
結局、見る人の自由な
解釈に委ねられている。
また、15個の石を
全て見るのは難しいとか、
ある地点からは見られる
とか話題は尽きない。
作庭者の心や如何に。
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龍安寺・石庭(京都) |
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