信仰と鳥居前町(愛知)
津島(つしま)神社は
愛知県津島市にある。
津島信仰の中心であり
全国約3千社ある津島・
天王社の総本社である。
津島信仰はスサノオ・
牛頭(こず)天王に
対する信仰である。
津島信仰の広がりの
なか、各地に「津島
代参講」が設けられる。
代表者が神社に代参し
神札を受け講の構成員に
配布す仕組みである。
また、特異な風習として
各家の屋上に牛頭天王を
勧請して祀る「屋根神様」
の信仰も生まれる。
津島市は全国天王
信仰の中心地の津島神社
の鳥居前町として栄えた。
津島は海部地方(愛知
県中西部)の物資集散地、
佐屋街道の宿場町
としても隆盛をみる。
戦国時代には、織田・
豊臣・徳川家からも崇拝され
手厚い保護を受ける。
秀吉が造営させたという
楼門は国の重要文化財である。
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津島神社・楼門(愛知) |
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