霊犬・早太郎伝説(長野)
光前寺(こうぜんじ)は
長野県駒ヶ根市、中央アルプス・
駒ヶ岳の麓にある。「霊犬・
早太郎伝説」で知られる。
光前寺に早太郎という
強い山犬が飼われていた。
遠州(静岡県磐田市)
見付村では毎年祭の夜に
一人の娘を神前に供える
習わしがあった。
僧の一実坊弁存は娘を
さらう怪物(老ヒヒ)の
正体を突き止め、早太郎を
借り受け怪物退治。
早太郎は退治後、
光前寺まで辿り着き
僧に伝えるため、一声
ほえて息をひきとった。
本堂横に早太郎の墓が
ある。僧は早太郎の供養に
大般若経を写経し奉納。
経本は寺宝とされている。
人身御供という悪習を
断ち切った、この伝説が
縁となり駒ヶ根市と磐田市は
友好都市関係にある。
早太郎は厄除の霊犬
として信仰されている。
早太郎伝説は様々な
バリエーションを伴い
「まんが日本昔ばなし」
でもアニメ化されている。
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光前寺・本堂(長野) |
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