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山と油(滋賀)


 油日(あぶらひ)神社は
滋賀県甲賀市にある。

 山頂に油の火のような
光と共に神が降臨し「油日」
の名がついたと伝わる
「油日岳」をご神体する。

 油日岳(標高693m)は
滋賀県と三重県の県境に
位置する鈴鹿山脈南部
の山である。

 主祭神は油日大神
(あぶらひのおおかみ)。

 古来の山岳信仰に
油日大神の降臨が結び
付いたものと思われる。

 山頂には奥宮として
岳神社(岳大明神)があり
油日神社は、その里宮
にあたるといわれる。

 甲賀地方随一の名社
とされ、朝廷の崇敬も
厚く、中世には「甲賀の
総社」と敬われる。

 勝軍神として武士
の篤い崇敬を受ける。

 また、油の火の神
として信仰され、今でも
油業界から崇拝される。
 
 楼門、回廊、拝殿、
本殿が一直線に並ぶ。
共に国の重要文化財。


油日神社・楼門(滋賀)



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