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五人百姓(香川)


 香川県の金刀比羅宮
(ことひらぐう)は「こんぴら
さん」で親しまれる。

 参道の石段は本宮まで
785段、奥社まで1368段ある。

 江戸時代、金比羅参りが
盛んになり、庶民の間では
憧れだったといわれる。

 参道は金毘羅街道と
呼ばれ、両脇には土産物が
並び賑わったという。

 石段365段目の大門を
潜るとここから境内である。

 門を過ぎると、境内で
唯一商いを許された「五人
百姓(ごにんびゃくしょう」の
5軒の店が並ぶ。

 五人百姓は神事に
おける役目。明応年間
(1492年頃)、既に神事に
関する記述があるという。

 特に功労があった五人
百姓だけ営業を許され
「加美代飴」を販売。

 琥珀色の飴は古来、
神社のご饌米を原料とし
讃岐路の代表名物。

 金槌で砕いて食べる。
割ってシェアし、信仰も
広がったともいわれる。


金刀比羅宮・五人百姓(香川)



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