古墳時代の伝世品(高知)
小村(おむら)神社は
高知県高岡郡にある。
古墳時代の伝世品(でんせい
ひん)をご神体とする。
「伝世品」は制作当初
から意図する目的で大切に
世に伝えられたものである。
「出土品」として遺跡
などの土の中から発掘された
ものと対比される。
当社の伝世品は金銅
荘環頭大刀(そうかんとうたち)。
大刀としては日本最古の
伝世品とされ「国宝」である。
古墳時代の遺跡は
人の手で伝世することが
ほとんどなく、日本刀剣
史上貴重なものという。
なお、「大刀」は平安
時代以前の直刀で、以後の
日本刀などの反りのある
「太刀」と区別している。
単なる収蔵品ではなく
ご神体として認識され
錆びは研ぎ直し、メンテ
ナンスされている。
毎年11月15日の大祭の
時に一般公開される。
ご神体の中でも
古墳時代の大刀は珍しい。
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小村神社・鳥居(高知) |
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