阿波の法隆寺(徳島)
徳島県徳島市にある
丈六寺(じょうろくじ)は
曹洞宗の寺院である。
寺伝によれば、白鳳
年間(650年頃)の創建
とされ、県で現存する
最古の禅寺といわれる。
歴史が古いなか、多く
の文化財が残され「阿波
の法隆寺」とも呼ばれる。
境内には本堂、観音堂、
三門、経蔵などの国の重要
文化財がズラリと並ぶ。
観音堂に安置されている
「聖観音坐像」も国の重要
文化財である。
聖観音坐像は身長が
1丈6尺(約 4.85m))で
丈六とされ、寺名「丈六寺」
もこれに由来する。
三門は和様・禅宗様
折衷の様式である。初層、
上層境にも軒を持つ二重門で
県下最古の建造物という。
室町中期、守護大名・
細川成之が金岡用兼を
招き中興開山。
江戸期になり、徳島藩・
蜂須賀家の歴代藩主により
庇護されたといわれる。
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丈六寺・三門(徳島) |
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