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南国の熊野信仰(沖縄)


 琉球王国には御嶽(うたき)
という信仰の聖域があった。
末吉宮は御嶽を思わせる
険しい山中にある。

 末吉宮は「首里社壇」、
単に「社壇」とも呼ばれる。

 沖縄には熊野信仰による
熊野三山にあたる神社がある。

 熊野本宮に対する「識名宮」、
熊野那智の「普天満宮」、そして
当社、熊野新宮にあたる
「末吉宮」である。

 いずれも、王府から特別
の扱いを受けた「琉球八社」
とされる神社である。

 なぜ、沖縄に熊野信仰か?
そこには鶴翁和尚の存在がある。

 和尚は壮年時代に
日本に留学、東福寺(京都)で
修行し、琉球に熊野信仰を
持ち帰ったとされる。

 和尚は第6代国王の
尚泰久王に勧請を進言したが
当初は認められなかったという。

 勧請を認められ、末吉権現、
末吉山熊野三社大権現
とも呼ばれたといわれる。

 遠く離れた南国の沖縄の
山中に一人佇み想いを馳せる。


末吉宮・拝殿(沖縄)


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