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御井の寺(滋賀)


 三井寺(みいでら)は滋賀県
大津市にある。天台寺門宗
の総本山である。

 琵琶湖南西の長等山(ながらやま)
中腹にある。正式名は
長等山園城寺(おんじょうじ)

 弘文天皇の皇子・大友
与多王(よたのおおきみ)が田園城邑(じょうゆう)を投じて
創建したに始まるとされる。

 天武天皇から「園城(おんじょう)
の勅額を賜わったとされる。

 天智・天武・持統天皇の
三帝の産湯として使用された
霊泉により「御井(みい)の寺」
転じて三井寺となったという。

 大門(仁王門)は入母屋造
桧皮葺、三間一戸楼門である。
釈迦堂は一重、入母屋造、
桧皮葺で・重要文化財である。

 国宝の金堂(本堂)には
本尊・弥勒菩薩を安置する。
絶対秘仏となっている。

 金堂左手前の鐘楼は
近江八景「三井の晩鐘」で
知られる梵鐘を吊る。

 観音堂の如意輪観音は
西国三十三観音14番。

 弁慶が引き摺ったと
いう伝承がある梵鐘が
霊鐘堂に奉安されている。


三井寺・金堂(滋賀)



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