TOP
多度山(三重)


 多度大社(たどたいしゃ)は三重県
桑名市多度町にある。
多度山(たどさん)の南麓に鎮座する。

 多度山は岐阜県との
県境にまたがる標高403 m
の山である。養老山地の
南端に位置する。

 古代より神体山として
信仰され、山中に古代
祭祀「磐座(いわくら)」が存在
したといわれる。

 社伝によれば
五世紀後半、雄略天皇
の時代に社殿が創建
されたと伝わる。

 主祭神は天津彦根命(あまつひこねのみこと)
天照大神の第3子。
当地豪族・桑名首(くわなのおびと)
の祖神とされる。

 伊勢の神宮に対して
「北伊勢大神宮」とも
呼ばれ、「伊勢国二宮」
として崇拝される。

 763年(天平宝字7年)、
僧・万願により神宮寺が
創建される。神仏習合の
先駆けの一つとされる。

 5月例祭は絶壁を馬で
駆け上がり農作物の
豊凶を占う「上げ馬(あげうま)
神事で知られる。


多度大社・本宮(三重)



TOP