平城の飛鳥山(奈良)
瑜伽神社は奈良県
奈良市ある。主祭神は
宇伽之御魂大神である。
社伝によれば、平城
遷都に際し、元興寺と
共に明日香より遷座。
飛鳥の神奈備とされ
平城の飛鳥山と呼ばれる。
神奈備は神霊が宿る
御霊代、依り代を擁した
とされる神域である。
また、飛鳥(明日香村)
の元宮に対し、今宮(平城)
ともいわれる。
元興寺禅定院の
鬼門除鎮守社とされる。
中世、禅定院内に
興福寺大乗院が移るに
伴い、その鎮守社となる。
社名は興福寺が重じる
瑜伽の宗論に因むとされる。
「瑜伽」は仏教用語で
呼吸と精神の合一を図る
「ヨガ」の語源ともいう。
奈良十六景に「瑜伽山
の桜」と「瑜伽山の紅葉」
の2か所が選ばれ、桜、
紅葉の名所で知られる。
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瑜伽神社・拝殿(奈良) |
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