百年栄華の礎（岩手）
中尊寺は岩手県
西磐井郡にある。天台宗
の東北大本山である。
850年 (嘉祥3年)、
慈覚大師・円仁の開創。
1105年（長治2年）、
奥州藤原氏初代清衡
により中興、大規模な
堂塔が造営される。
清衡は7歳の時、
「前九年の役」で父を失い、
32歳の時、「後三年の役」で
妻子を失う。
続く親族間の内紛で
無常を感じ、世の平安を願う。
法華経に帰依し、その
思想に基づき、仏国土を
平泉の地に創出しようと
したとされる。
その後、清衡、基衡、
秀衡、泰衡と奥州藤原氏
4代、百年の栄華が続く。
金色堂は清衡自身の
廟堂としての建立であるが
子の基衡、孫の秀衡の
3代の遺体も安置。
右壇には4代泰衡の
首級も納置されている。
金色堂に親族間の
争いを断つ百年栄華
の礎を見る。
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| 中尊寺・「金色堂」新覆堂（岩手） |
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