火防ぎの神(静岡)
秋葉神社は静岡県
浜松市にある。正式名は
秋葉山本宮秋葉神社。
全国の秋葉神社、秋葉寺、
秋葉大権現の総本山である。
赤石山脈の南端にある
標高866mの秋葉山の
山頂に上社、麓の気田川
の畔に下社がある。
秋葉山は古来より、
神体山とされ、霊山として
崇められてきた。
主祭神は火之迦具土大神。
秋葉山に鎮まる神で「秋葉
大神」ともいわれる。
火防ぎの神とされ
火災鎮護として信仰される。
創建については諸説
あるが、社伝によれば、
709年(和銅2年)、元明天皇
のもと社殿建立という。
本殿と拝殿を幣殿で
繋ぐ権現造りである。
本殿は流れ造り、拝殿は
総檜の入母屋造り、正面に
唐破風の向拝を有する。
12月の「秋葉の火まつり」
(防火祭)では弓・剣・火
の三舞の神事が
神楽殿で行われる。
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秋葉神社・上社本殿(静岡) |
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