吉崎御山(福井)
吉崎御坊は福井県
あわら市にあった
浄土真宗の坊舎である。
現在は「国史跡 吉崎
御坊跡」となっている。
1471年(文明3年)、
蓮如上人が吉崎山(御山)に
建立したと伝わる。
吉崎御山といわれ
北陸布教の拠点で知れる。
上人は本願寺第8世
法主。比叡山延暦寺の
迫害からこの地に逃れて
宗教都市へと発展。
その後、門徒の結束が
一向一揆へと向かい
上人は吉崎御坊を退去。
御山に蓮如上人像が
立つ。像高5m、御影石の
台座約7mで、高村光雲の
名作とされる。
御坊跡に向う階段
西側、浄土真宗本願寺派
の別院を「西御坊」。
東側、真宗大谷派
の別院を通称「東御坊」
と呼ばれている。
「蓮如の里」に因み
毎年4月「蓮如忌」で賑わう。
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吉崎御坊・蓮如上人像(福井) |
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