加部島（佐賀）

　田島神社は佐賀県
唐津市、加部島(かべしま)にある。

　加部島は壱岐(いき)水道に
突き出る東松浦半島の
北端・呼子(よぶこ)の港外に横たわる。

　古くは「壁嶋(かべしま)」といわれ
防波堤の役割を果たしてきた。

　呼子はイカの街として
知られ、「イカの活造り」を
求めて観光客で賑わう。

　加部島へは呼子大橋を
渡る。加部島はかつて
「姫島」、「姫神島」と呼ばれた。

　主祭神は田心姫尊、
市杵島姫尊、湍津姫尊。

　宗像大社の祭神・宗像
三女神と同じで、当社では
「田島三神」と総称される。

　古くから海上安全の
神として崇敬を集める。

　738年（天平10年）、
聖武天皇より「田島大名神」
の神号が贈られる。

　肥前国最古の神社
とされ、江戸時代には
唐津藩の祈願所となる。

　漁港に面して立つ
鳥居が印象的である。

田島神社・鳥居（佐賀）