六郷満山の仏像群（大分）

　真木大堂(まきおおどう)は大分県
豊後高田市にある。

　六郷満山(ろくごうまんざん)文化が花開いた
仏像群が鎮座する。六郷満山は
国東半島一帯にある
寺院群の総称である。

　六郷は両子山の山稜
の間の6つの郷、満山は
そこにある寺院群。独特の
六郷満山文化として栄えた。

　真木大堂は馬城山
「伝乗寺」の堂宇の
一つとされる。

　伝乗寺は六郷満山の
65ｶ寺のうち、本山本寺(もとやまほんじ)
として36坊を有したという。

　往時は七堂伽藍を
有する大寺であったが
約700年前火災で焼失。

　9躯の仏像が難を免れ
収蔵庫に安置されている。
　
　本尊・阿弥陀如来坐像
（1躯）、不動明王・
二童子立像（3躯）。

　四天王立像（4躯）
大威徳明王像（1躯）の
9躯で全て国の重要文化財。

　現在の本堂は永い間
仏像を安置していた旧本堂で
真木仁王像を安置する。

真木大堂・寺標（大分）