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動かぬ牛(福岡)


 太宰府天満宮は
福岡県太宰府市にある。
菅原道真公を祀る。

 京都の北野天満宮
と共に全国天満宮の
総本社とされる。

 また、北野、防府、
又は大阪天満宮と合わせ
「三天神」とも呼ばれる。

 903年(延喜3年)、
道真は陰謀による
左遷で同地で死去。

 905年(延喜5年)、
道真の遺骸を乗せた
葬送の牛車の牛が安楽寺
の門前で動かなくなった。

 その地に留まりたいと
いう道真の遺志によるものと
味酒安行(うまさけのやすゆき)が安楽寺の境内に
廟を建立したと伝わる。

 その後、都で疫病、異常
気象、要人の死去が続き
道真の祟りと恐れられる。

 919年(延喜19年)、
御霊を鎮めるため
醍醐天皇の勅で道真の
墓所の上に社殿を造営。

 本殿は五間社流造檜皮葺、
国の重要文化財である。

 牛が動かなくなった
その地が太宰府天満宮。


太宰府天満宮・本殿(福岡)



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