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神戸の由来(兵庫)


 生田(いくた)神社は兵庫県
神戸市中央区にある。

 古くから「生田の森」で
歌枕に詠まれ、源平の
古戦場としても知られる。

 201年(神功皇后元年)、
神功皇后が三韓征伐の
帰途、活田長峡の地に
祀ったのが創始と伝わる。

 主祭神は稚日女尊(わかひるめのみこと)
天照大神の妹神とも
和魂ともいわれる。

 806年(大同元年)、
朝廷より神社に奉仕する
封戸である神戸(かんべ)
44戸が与えられたという。

 神戸は神社の祭祀を
維持するために神社に
付属する民戸である。

 この(かんべ)から
(こんべ)、さらに(こうべ)
となり、現在の地名「神戸」
となったといわれる。
 
 地名「神戸」は平安
時代の「神戸郷」、江戸
時代の「神戸村」へと
継承される。

 その後、1868年の
「神戸町」、1879年の「神戸区」、
1889年の「神戸市」へと
行政が変わっても生き続ける。


生田神社・拝殿(兵庫)



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