東北のお伊勢さま(福島)
開成山大神宮は
福島県郡山市にある。
主祭神は天照大御神、
豊受大神、神倭伊波禮彦命
(神武天皇)である。
1876年(明治9年)、
伊勢神宮の天照大御神の
分霊を勧請したという。
郡山一帯は荒涼たる
原野で、安積開拓の開拓民
の精神的な拠り所として
創建したといわれる。
伊勢神宮の分霊が
奉納されており、別称
「東北のお伊勢さま」
とも呼ばれる。
伊勢神宮からの
分霊は例がなく許可が
なかなか下りなかった
ともいわれる。
奉遷100年となる1975年
(昭和50年)、伊勢神宮
より用材の撤下を受けて
本殿が造営される。
初詣客は約20万人で
福島県内最多という。
元日には「歳旦祭」、
1月7日には古い御神札、
御守りを焚き上げる
「どんど焼き」が行われる。
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開成山大神宮・拝殿(福島) |
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