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裸祭り(岡山)


 西大寺(さいだいじ)は岡山県
岡山市東区にある。
高野山真言宗の寺院である。

 751年(天平勝宝3年)、
藤原皆足姫が観音像を安置
したことに始まると伝わる。

 日本三大奇祭の一つ
ともいわれる「裸祭り
会陽(えよう))」で知られる。

 本堂は正面12間、側面
14間、会陽の宝木(しんぎ)投下
の御福窓があり特異な
建築様式である。

 毎年2月の第3土曜日
の夜に本堂の御福窓から
投下される二本の宝木を
奪い合い福男を競う。

 戦国時代、修正会(しゅしょうえ)
の結願の日に守護札を
参詣者に投げたことに
始まるとされる。

 2月の寒空のなか、
ふんどし姿で宝木を
奪い合う祭は「男の祭り」
とされる。

 しかし、祭りの開始を
告げる「会陽太鼓」の
打ち手は全て女性である。

 白衣をまとり冷水に
入り水垢離をした一団の
女性たちといわれる。


西大寺・本堂(岡山)



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