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税金免除に感泣(福島)


 高屋敷稲荷神社は
福島県郡山市にある。

 1713年(正徳3年)、
京都の五穀豊穣の伏見
稲荷神社の分霊を勧請した
のが始まりという。

 第114代中御門(なかみかど)天皇、
2月20日、盛大な
還宮式の下に奉還
されたといわれる。

 宝永の飢饉の際に
庄屋・白岩在鈴木権兵衛は
凶作に困り天皇に税金の
免除方をお願いする。

 3年間の免除を受け
この御聖恩に感泣した
里人達が鈴木庄屋を中心に
創建したとされる。 

 その後、享保・明和・
天明など度重なる飢饉の
度に人々の信仰を集める
ようになったといわれる。

 現在の社殿は1926年
(大正15年)に建立。

 参道に100基程の朱鳥居が
連なり独特の風情がある。
崇敬者からの奉納で、戦前は
4,000基もあったという。

 本堂の裏の「御神石」は
触りながら願いが叶うという
パワースポットである。


高屋敷稲荷神社・鳥居群(福島)



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