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浄土庭園の遺構(岩手)


 毛越寺(もうつうじ)は岩手県
西磐井郡にある。
天台宗の寺院である。

 中尊寺と共に平泉町を
代表とする古刹である。

 大泉が池を中心とする
仏の世界・浄土を表現した
浄土庭園は平安末期の遺構で
当寺院のシンボルである。

 庭園は国の特別名勝であり
境内も当時の遺構の保存状態
から国の特別史跡として
二重に指定されている。

 平泉-仏国土(浄土)を
表す建築・庭園及び考古学的
遺跡群」の一部として
世界遺産に登録されている。

 日本最古の庭園書
である作庭記に基づいて
作られてた学術的にも
貴重な庭園ともされる。

 池のなかでも東南岸
にある荒磯(ありそ)風の出島は
庭園中最も美しい景観
の一つといわれる。

 突き出した石組が
程良い傾きがあり
そこから飛び島として
約2mの景石が置かれている。

 庭園の象徴ともされ
広い池を引き締めている
と評される。


毛越寺・浄土庭園(岩手)



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