元山上(奈良)
千光寺(せんこうじ)は
奈良県生駒郡にある
真言宗醍醐派の寺院である。
生駒山系の中腹に位置する
創建は定かではないが
660年頃、役行者が自ら
千手観音を刻んで草庵を
開いたと伝えられる。
その後、天武天皇の勅願
により寺領と寺号を賜り
千光寺と名付けたとされる。
役行者が大峰山を開く
前に修行していたことから
「元山上」(もとさんじょう)」
とも呼ばれる。
近鉄生駒線「元山上口」
の駅名はここから来ている。
役行者こと役小角の母は
小角の身を案じ共に修行。
小角が大峰山へ行っても
「女人山上」として修行し
女人も受け入れたという。
山中奥深い坂道を上り
山門へ。右に「真言宗別格
本山千光寺」、左に「元山上
修験根本道場」とある。
山門から本堂への石段の
両側にズラリ役行者像が並ぶ。
修験道場の霊場、役行者
霊跡第15番札所である。
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千光寺・役行者像(奈良) |
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