八幡神分社第1号（奈良）

　手向山（たむけやま）
八幡宮は奈良県奈良市にある。

　手向山麓、東大寺法華堂
（三月堂）の近くに鎮座する。

　749年（天平勝宝元年）、
東大寺、大仏建立の際、
宇佐八幡宮より勧請
されたといわれる。

　東大寺の守護神
として創建。八幡宮から
の分社第1号という。

　現在、宇佐神宮（大分）は
全国の44,000社程の
八幡宮の総本社である。

　全国へ展開される
なか、分社は当社から
始まったとされる。

　当初は平城宮南の
梨原宮に鎮座。後に
大仏殿近くの鏡池東畔に
遷座したといわれる。

　1180年（治承4年）、
平重衡の兵火により
東大寺まるごと焼失。

　1188年（文治4年）、
重源上人により再建。

　1250年（建長2年）、
鎌倉幕府執権・北条
時頼により現在地に
再建・正遷座。

手向山八幡宮・楼門（奈良）