与次郎狐伝説(秋田)
与次郎稲荷神社は
秋田県秋田市にある。
久保田城三ノ丸八幡山
に建立され、1892年(明治
25年)以降、現在地に遷座。
由緒につき、次のような
「与次郎狐伝説」がある。
1602年(慶長7年)、
佐竹義宣が秋田へ転封。
久保田城を築城。
築城で住処がなくなる
という白狐が現れ、新しい
住処を与えてくれれば
お役に立ちたいと申し出る。
城内の茶園のそばに
住処を与え、「茶園守の
与次郎」と命名。佐竹家
の飛脚となる。
以来、6年間、江戸へ
急用の度に飛脚の役を担う。
しかし、山形の現在
の東根市で狐と暴かれ
罠を仕掛けられ殺される。
哀れんだ義宣は与次郎
狐を祀ったといわれる。
従って狐は稲荷の使神
ではなく神そのものという。
飛脚の足軽衆、今では
商売繁盛・スポーツの神
としても信仰される。
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与次郎稲荷神社・鳥居(秋田) |
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