ニライカナイ（沖縄）

　波上宮（なみのうえぐう）は
沖縄県那覇市にある神社。

　琉球王朝の祈願所・
護国寺の総鎮守、琉球国
新一の宮である。

　ニライカナイの神々に
祈った聖地と伝わる。

　ニライカナイは海の
彼方にある、生命の源の
理想郷ともいわれる。

　ニライは根の方、
カナイは彼方など諸説ある。

　年初に神はニライ
カナイからやってきて
年末にまた帰る。

　また、生者の魂は
ニライカナイより来て、
死者の魂はニライカナイ
に去るともいう。

　琉球では死後7代で
死者の魂は親族の守護神
になるともいわれる。

　日本神話の他界観、
海のはるか彼方の理想郷
「常世の国（とこよのくに）」
に通ずるものがある。

　神話に登場する
少彦名神（すくなびこな）は
常世の国からの来訪者
とされる。

波上宮・遠景（沖縄）