浜参宮(三重)
二見興玉(ふたみ
おきたま)神社は三重県
伊勢市二見町にある。
古くより、伊勢神宮
の参拝前に、二見浦の
海水で禊(みそぎ)を行い
心身を清めたとされる。
この習わしは「浜参宮
(はまさんぐう)」といわれる。
江戸時代には「お伊勢
参り」が盛んになる。
その際、お参りの前に
二見浦を訪れ「浜参宮」を
済ませてから、神の領域・
伊勢へ向かったという。
現代では、霊草「無垢
塩草(むくしおくさ)で
祓い清めされる。
神職が太鼓を叩き
大祓詞を唱え、舞女が
鈴を鳴らし、霊草で
参拝者にお祓いをする。
使われる幣は「興玉
神石」付近で採れる海草
(アマモ)といわれる。
興玉神石は沖合700m
程先の霊石である。
有名な「夫婦岩」は
興玉神石と日の出の
遙拝所として知られる。
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二見興玉神社・夫婦岩(三重) |
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