高野山
高野山は和歌山県北部
1,000m級の山々に囲まれた
標高約800mの平坦地にある。
真言宗の宗祖である空海
(弘法大師)が宗教活動の
拠点とした宗教都市である。
2004年7月、世界遺産
「紀伊山地の霊場と参詣道」
の一部として登録される。
816年(弘仁7年)空海は
嵯峨天皇から高野山の地を賜る。
西端に高野山の正門である
大門があり、東端には奥の院への
入口である一の橋がある。
奥の院にある御廟は
空海が今も瞑想しているという
最も神聖な場所とされる。
高野山の中核をなすのは
金剛峯寺(こんごうぶじ)である。
金剛峯寺は元は高野山全体を
指していたが明治以降は総本山
寺院を称するようになった。
信仰の中心になるのは、
山内の西寄りに位置する
壇上伽藍である。
伽藍には朱色が鮮やかな
根本大塔がある。胎蔵界、
金剛界の両界曼荼羅の世界を
立体的に現している。
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