比叡山
比叡山は標高848m
滋賀県大津市の京都市
北東部との県境に位置する。
天台宗の宗祖である最澄
(伝教大師)の開創以来
空海の高野山と並んで
平安仏教の中心であった。
1994年、世界文化遺産に
「古都京都の文化財」
として登録される。
比叡山の山内は東塔
(とうどう)、西塔(さいとう)、
「横川(よかわ)の3つの
区域に分かれる。
比叡山の中核をなすのは
延暦寺(えんりゃくじ)である。
延暦7年(788年)に
最澄が一乗止観院という草庵を
建てたのが始まりとされる。
日本天台宗の基礎を築いた
円仁、円珍をはじめ多くの
新仏教の開祖を輩出している。
融通念仏宗・良忍、
浄土宗・法然、浄土真宗・親鸞、
臨済宗・栄西、曹洞宗・道元、
日蓮宗・日蓮などである。
日本仏教史上、多くの名僧が
比叡山で修行しており
「日本仏教の母山」とも
云われる。
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