興福寺
興福寺(こうふくじ)は
奈良市登大路町にある
法相宗の大本山である。
藤原鎌足とその子息・
藤原不比等ゆかりの寺院、
藤原氏の氏寺である。
境内にひときわ目立つ
五重塔がある。古都奈良を
象徴する塔で高さは約50m、
京都の東寺約55mに次ぎ高い。
国宝館には国宝の八部衆立像
などの膨大な仏像、宝物が並ぶ。
なかでも人気は阿修羅像。
三面六臂の異形であるが
憂いを帯びた美少年の面影。
仏像ブームのきっかけとも
いわれる東京国立博物館
の行列を思い出す。
また、館内には国宝の十大
弟子立像、十二神将像、
銅造仏頭が安置されている。
天燈鬼・龍燈鬼像、
等身大の金剛力士像、
阿弥陀如来像、薬師如来像、
梵天像、帝釈天像なども安置。
五重塔の隣りに寄り添う
ように東金堂がある。堂内に
薬師如来座像、脇侍に日光・
月光菩薩像を安置する。
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東金堂と五重塔 |
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