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神護寺


 神護寺(じんごじ)は
京都市右京区にある
高野山真言宗の別格本山。

 高雄山の中腹にあり
三百数十段の長い参道が続く
石段の上にある山岳寺院。

 創建は定かでないが
平安京造営に尽力した
和気清麻呂によるとされる。

 和気氏建立の河内の神願寺と
この地に建立の高雄山寺が合併。
神護国祚真言寺と改称、
略して神護寺とした云われる。

 唐から帰国したばかりの
最澄、空海が次々と招かれ、
最澄が天台宗、空海が真言宗
の開宗の基礎を築いたという。

 特に空海は東寺に去るまで
14年間住持し真言密教の
宗教活動をしたとされる。

 金堂には本尊の木造・
薬師如来立像(国宝)、脇侍に
日光・月光菩薩を安置する。

 多宝塔には木造・五大
虚空蔵菩薩坐像を祀る。
大師堂は空海の住坊と伝え
板彫弘法大師像を安置する。

 境内には五大堂、毘沙門堂、
三絶の鐘という鐘楼などもあり
密教美術の宝庫といわれる。


 山門



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