杉本寺
杉本寺(すぎもとでら)は
鎌倉市二階堂にある
天台宗の寺院である。
苔むした急な階段を
昇ると仁王門がある。左右に
仁王像が安置されている。
さらに、両端の「十一面
杉本観音」の幟旗の中を
登り切った所に本堂がある。
さずが、鎌倉最古の寺。
多くの鎌倉の寺院とは
全く趣が異なる。風情ある
茅葺き屋根である。
本堂には中央に本尊の
お前立の十一面観音、
左手に新十一面観音、
右手に毘沙門天を安置する。
お前立像の裏側には
三体の十一面観音が
祀られている。
左が開祖の行基作、
中央が円仁(慈覚大師)作、
右が恵心僧都作とされる。
ほのかな薄明かりの
中で見るその姿は一種
異様な独特の趣がある。
鎌倉三十三箇所第1番
札所。また、坂東観音霊場
三十三番札所1番でもある。
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本堂 |
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