高徳院
高徳院(こうとくいん)は
鎌倉市長谷にある
浄土宗の寺院である。
正式名は「大異山 高徳院
清浄泉寺」。単に高徳院と
言われることも多い。
「鎌倉大仏」で知られる。
像高約11m、台座を含めると
13.35mある。重さ121トン
の金銅仏である。
奈良・東大寺の大仏
(盧舎那仏)の像高約15mには
及ばないが「鎌倉の大仏さん」
で親しまれている。
当初は金箔に覆われていた
という。向かって左の頬に
かすかにその名残がある。
初めは大仏殿に安置されて
いたが、度重なる大地震や
津波などの天災で倒壊。
今は正に吹きさらしの
露座になっている。
金箔といい、大仏殿といい
蒼寂びた姿に歴史を感じる。
裏手に回ると観月堂や
与謝野晶子の歌碑がある。
鎌倉では唯一の国宝に
指定されている仏像である。
外国人観光客も多い。
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