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明王院(広島)


明王院 本堂


 明王院(みょうおういん)は
広島県福山市にある
真言宗大覚寺派の寺院である。

 JR山陽本線「福山」駅
から車で10分程の所、
芦田川に面した愛宕山
の中腹にある。

 国宝の本堂、五重塔を
有する古刹で知られる。

 寺伝によれば、
807年(大同2年)空海が
創建した常福寺が
前身と伝えられる。

 1619年(元和5年)
水野勝成が福山藩主
として入府。

 3代水野勝貞は
常福寺を歴代藩主の
祈願寺・明王院と合併。
寺号を明王院と改称。

 国宝の本堂は1321年
(元応3年)建立。和様に
唐様を採用した折衷様。

 外陣の輪垂木天井は
他に類を見ない独創的な
造りとなっている。

 同じく国宝の五重塔は
1348年(貞和4年)建立。
高さ29.14m、心柱が2層から
という珍しい構造である。


明王院 五重塔


所在地 広島県福山市草戸町1473
山号 中道山
宗派 真言宗大覚寺派
本尊 十一面観音菩薩
創建年 (伝)807年(大同2年)
開基 (伝)空海
備考 中国三十三観音霊場第8番



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