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滑河観音(千葉)


滑河観音 仁王門


 滑河(なめがわ)観音は
千葉県成田市にある
天台宗の寺院である。

 滑河観音は通称名で
正式名は「滑河山 龍正院
(りゅうしょういん)」。

 JR成田線「滑河」駅から
徒歩20分程の所にある。
坂東三十三観音霊場
第28番札所である。

 838年(承和5年)滑河
城主・小田将治が発願、
慈覚大師・円仁が開山
したと伝えられる。

 本尊は一寸二分の
十一面観世音。将治が
出会った老僧が小田川で
掬い上げたものという。

 後に、定朝作の
一丈二尺の観音像の
胎内に納められ「滑河
観音」で親しまれる。

 仁王門は茅葺き、
寄棟造の八脚門である。
桃山期の建築様式として
国の重要文化財である。

 本堂は銅板葺き、方五間、
1696年(元禄9年)の建立。
本堂内陣の毘沙門天は
「しもふさ七福神」の一つ。


滑河観音 本堂


所在地 千葉県成田市滑川1196
山号 滑河山
宗派 天台宗
本尊 十一面観世音
創建年 (伝)838年(承和5年)
開山 (伝)慈覚大師・円仁
正式名 滑河山 龍正院
備考 坂東三十三観音霊場第28番札所



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