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岡寺(奈良)


岡寺 二王門


 岡寺(おかでら)は
奈良県高市郡にある
真言宗豊山派の寺院である。

 義淵僧正が創建と伝わる。
僧正が悪龍を封じ込め
法名は「龍蓋寺」という。

 一般には古くから岡に
ある寺「岡寺」と呼ばれる。

 急坂を登ったところに
朱色の鮮やかな仁王門がある。
飛鳥で現存する最古の
仁王門と云われる。

 門の屋根の4隅を支える
獅子、龍、虎等の部材が面白い。
境内は書院、開山堂、本堂
などが東西に並ぶ。

 本堂には本尊で巨大な
如意輪観音座像を祀る。
像高458cm、塑像では
日本最大でいわれる。

 銅像の奈良の大仏、木像
の長谷寺の十一面観世音
菩薩、塑像の如意輪観音は
日本三大仏とされる。

 本堂前には悪龍を閉じ
込めて蓋をしたという
龍蓋池があり、その法力
により厄除け信仰を集める。

 本堂からさらに坂道を
登ると朱塗りの三重塔が立つ。

岡寺 三重塔


所在地 奈良県高市郡明日香村岡806
山号 東光山
宗派 真言宗豊山派
本尊 如意輪観音
開基 (伝)義淵僧正
備考 西国三十三箇所7番



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