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飛鳥寺(奈良)


飛鳥寺 中門


 飛鳥寺(あすかでら)は
奈良県高市郡にある
真言宗豊山派の寺院である。

 6世紀中頃から7世紀末
にかけて日本の政治・文化の
中心として栄えた飛鳥に残る
日本初の本格的寺院である。

 6世紀末、仏教積極派の
蘇我氏は排仏派の物部氏を
破り全盛期を迎える。

 蘇我氏の氏寺として
仏法を興す寺として法興寺
とも元興寺ともいわれる。

 平城遷都により奈良に
移建後ここは本元興寺、
飛鳥寺と呼ばれる。

 創建当時の伽藍などの
面影はないが中金堂跡に残る
小寺院を本堂としている。

 その本堂に日本最古の
仏像である銅造釈迦如来
坐像を安置する。止利仏師
により造られたという。

 丈六の坐像で坐高275cm
「飛鳥大仏」で知られる。
アルカイック・スマイルなど
飛鳥仏の特徴をよく表す。

 大化の改新を行った
中大兄皇子と中臣鎌足の
出会いの場でも知られる。

飛鳥寺 釈迦如来坐像(飛鳥大仏)


所在地 奈良県高市郡明日香村飛鳥682
山号 鳥形山
宗派 真言宗豊山派
本尊 釈迦如来
開基 蘇我馬子
備考 飛鳥大仏



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