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橘寺(奈良)


橘寺 東門


 橘寺(たちばなでら)は
奈良県高市郡にある
天台宗の寺院である。

 聖徳太子が生誕地に建立
したと伝わる。太子殿と
いわれる本堂には本尊の
聖徳太子坐像を安置する。

 太子が35才のとき、推古
天皇に勝鬘経を説いている
姿を現していると云われる。
 
 二面石は花崗岩の表裏に
2つの顔を刻み人の心の善悪
二相を表しているという。

 太子が勝鬘経講讃の
とき降ったという蓮の花を
埋めた蓮華塚がある。

 大化の改新で一畝(せ)
36坪、約100㎡強と定め面積
の基準として田畑を整理。
畝割塚とも呼ばれる。
 
 橘は田道間守が天皇の命で
持ち帰った不老長寿の秘薬
「トキジクノカグノコノミ」
(柑橘類の一種)に由来とか。

 田道間守は薬用として
黒砂糖を持ち帰り、みかん、
薬、菓子の祖神とされる。

 そのため、菓子屋に
「橘屋」が多いと云われる。


橘寺 太子殿本堂


所在地 奈良県高市郡明日香村橘532
山号 仏頭山
宗派 天台宗
本尊 聖徳太子坐像
開基 (伝)聖徳太子
備考 新西国三十三箇所10番



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