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伏見寺(石川)


伏見寺 山門


 伏見寺(ふしみじ)は
石川県金沢市にある
高野山真言宗の寺院である。

 JR北陸本線「金沢」駅
下車、北陸鉄道バス停
「広小路」から徒歩3分
程の所にある。

 創建の時期などは
定かでないが養老年間
芋掘藤五郎により
開創されたと伝わる。

 藤五郎は加賀の山科
の里で毎日山芋を掘り
生計を立てる農夫。

 芋を掘る度に付く
砂金を沢で洗いその砂金で
仏像を造り寺を建てた
のが始まりとされる。

 その沢は金洗沢
(かなあらいのさわ)で
今の兼六園内にある
金城霊沢と云われる。

 金洗沢の洗が取れ
これが金沢の由来という。

 本尊の阿弥陀如来は
平安の金銅仏で珍しい
説法印、国の重要文化財。

 行基の仏像開眼供養に
因み山号は「行基山」。境内に
芋掘藤五郎の墓がある。


伏見寺 芋掘藤五郎の墓


所在地 石川県金沢市寺町5-5-28
山号 行基山
宗派 高野山真言宗
本尊 阿弥陀如来
開基 芋掘藤五郎
備考 金沢三十三観音霊場第14番



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