おふさ観音(奈良)
おふさ観音(おふさかんのん)は
奈良県橿原市にある
高野山真言宗の別格本山。
正式寺号は「観音寺」。
江戸時代に土地の娘
「おふさ」が観音を祭り
寺に発展させたと云われる。
伝承によると、おふさが
鯉ヶ淵という池で白い亀の
背に乗った観音を霧の中で
見てお堂を建てたという。
今も境内に鯉の池や
亀の池が伝わり参詣者の
癒しの場となっている。
本堂は十一面観音像を
祀る。本尊は秘仏でお前立ち
を拝観。千手観音像、阿弥陀
如来像等も安置する。
「生き人形」は耳の中、
手の甲の静脈、皮膚質感など
精細な作りで明治の天才
生き人形師・安本亀八の作。
境内は5月、時節柄、
バラのオンパレードである。
約2,300種、2,500株ほど
のバラが咲き乱れる。
バラ目当の人も多く
大賑わい。境内を花で
表現する「花まんだら」が
寺のコンセプトという。
所在地 |
奈良県橿原市小房町6-22 |
山号 |
十無量山 |
宗派 |
高野山真言宗 |
寺格 |
別格本山 |
本尊 |
十一面観音 |
創建年 |
1650年(慶安3年) |
開基 |
妙円尼 |
正式名 |
高野山真言宗別格本山 十無量山 観音寺 |
備考 |
大和十三仏霊場8番 |
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