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鰐淵寺(島根)


鰐淵寺 本堂


 鰐淵寺(がくえんじ)は
島根県出雲市にある
天台宗の寺院である。

 島根半島の西側、
北山山中に位置する。
一畑電車「雲州平田」駅
から車で20分程の所にある。

 伝承によれば、594年
(推古天皇2年)信濃の
智春上人により開山
されたと伝えられる。

 推古天皇の眼疾を
治すため浮浪の滝で祈り
平癒、天皇の勅願により
建立したと云われる。

 寺名は上人が滝壺に
落とした仏器を鰐が
エラに引っ掛け返した
ことに由来するという。

 平安時代末期には
修験道場の霊地として
広く知られ、また、出雲
大社の別当寺を務める。

 弁慶は松江に生まれ
18歳から3年間、鰐淵寺で
修行したと云われる。

 鐘楼の釣鐘は弁慶が
大山寺から一夜で持ち
帰ったという伝承がある。
国指定の重要文化財である。


鰐淵寺 鐘楼


所在地 島根県出雲市別所町148
山号 浮浪山
宗派 天台宗
本尊 千手観世音菩薩、薬師如来
創建年 (伝)594年(推古天皇2年)
開基 (伝)智春上人
正式名 浮浪山 一乗院 鰐淵寺
備考 弁慶の修行地



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