安倍文殊院(奈良)
安倍文殊院
(あべもんじゅいん)は
奈良県桜井市にある
華厳宗の寺院である。
安倍倉梯麻呂
(あべのくらはしまろ)
が氏寺を建立したのが
始まりと云われる。
本堂は日本最大という
高さ7mの木造の本尊・文殊
菩薩騎獅像を安置する。
京都府・智恩寺「切戸文殊」、
山形県の大聖寺「亀岡文殊」
と共に日本三文殊の一つ。
獅子に乗り右手に降魔の
利剣、左手に蓮華を持つ
木彫極彩色の傑作である。
鎌倉時代を代表する仏師・
快慶の作で「知恵の文殊」
として親しまれている。
文殊の脇侍として善財
童子像、優填王像、須菩提像、
維摩居士像の4体が囲む。
境内中央の文殊池に
浮かぶ金閣浮御堂には
安倍晴明像や安倍仲麻呂像が
安置されている。
開運厄除災難除けを
祈願する道場ともなっている。
所在地 |
奈良県桜井市阿部645 |
山号 |
安倍山 |
宗派 |
華厳宗 |
本尊 |
文殊菩薩 |
開基 |
安倍倉梯麻呂 |
備考 |
大和十三仏霊場3番 |
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