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黒石寺(岩手)


黒石寺 薬師堂(本堂)


 黒石寺(こくせきじ)は
岩手県奥州市にある
天台宗の寺院である。

 水沢区黒石町、東北
新幹線「水沢江刺」駅
より車で15分程の所にある。

 729年(天平元年)
行基により開創。当初
東光山薬師寺と称して
いたと伝わる。

 807年(大同2年)
征夷大将軍・坂上田村
麻呂により再興。

 胆沢城・鎮守の石手堰
神社の別当寺として48
の伽藍があったという。

 胆沢城は奥州の最北端
の国府。族長・阿弖流為
(あてるい)等との攻防
激戦地でも知られる。

 849年(嘉承2年)
慈覚大師・円仁が中興。
妙見山黒石寺と改称。

 本尊の薬師如来は
坐像、胎内に貞観4年
の造像記があり、国の
重要文化財である。

 「黒石寺蘇民祭」は
東奥の奇祭として選択
無形民俗文化財である。


黒石寺 庫裏


所在地 岩手県奥州市水沢区黒石町字山内17
山号 妙見山
宗派 天台宗
本尊 薬師如来
創建年 (伝)729年(天平元年)
開山 (伝)行基
備考 奥州三十三観音霊場第25番



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