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報恩寺(青森)


報恩寺 山門


 報恩寺(ほうおんじ)は
青森県弘前市にある
天台宗の寺院である。

 弘前市の中心部
弘前城の南方に位置する
新寺町の一角にある。

 1656年(明暦2年)
第4代藩主・津軽信政が
父・信義の菩提を弔うため
創建したと云われる。

 信義は江戸で亡くなり
本好が津軽家の江戸の
菩提寺・津梁院より分骨
持参し開山したという。

 津軽家の菩提寺は
当初、曹洞宗・長勝寺。

 しかし、天台宗の
輪王寺(栃木県日光市)
の住職・天海僧正と関係が
深く天台宗に改宗。

 報恩寺の山号・寺号
は輪王寺宮から賜り
津軽家の菩提寺となる。

 歴代藩主の墓があったが
1954年(昭和29年)
長勝寺に移されている。

 本堂は貴重な近世建築。
県内では長勝寺、革秀寺に
次いで3番目に古いとされ
県の重要文化財である。


報恩寺 本堂


所在地 青森県弘前市新寺町34
山号 一輪山
宗派 天台宗
本尊 釈迦如来
創建年 1656年(明暦2年)
開基 津軽信政
備考 旧津軽家菩提寺



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