葛井寺(大阪)
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葛井寺 南大門 |
葛井寺(ふじいでら)は
大阪府藤井寺市にある
真言宗御室派の寺院である。
近鉄南大阪線「藤井寺」駅
から徒歩5分程の所にある。
寺伝では、7世紀中頃
百済の王族の子孫・葛井
一族が氏寺として創建
したのが始まりと伝える。
奈良時代に聖武天皇
の勅願により、東西の
三重塔、薬師寺式伽藍が
整備されたと云われる。
725年(神亀2年)
春日仏師の稽文会、稽首勲
親子が十一面千手千眼
観世音菩薩像を造立。
行基を導師に迎え
聖武天皇の臨席の下
開眼供養が行われたという。
菩薩像は府下唯一の
天平仏、42本の千手が
多い中、文字通り1000本
の腕を持ち、国宝指定。
南大門は入母屋造の
楼門である。また、西門は
切妻造、本瓦葺の四脚門で
国の重要文化財である。
5月には藤の花が彩る。
西国三十三所札所第5番。
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葛井寺 本堂 |
所在地 |
大阪府藤井寺市藤井寺1-16-21 |
山号 |
紫雲山 |
宗派 |
真言宗御室派 |
本尊 |
十一面千手千眼観世音菩薩 |
別称 |
藤井寺、剛琳寺 |
備考 |
西国三十三所札所第5番 |
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