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金剛寺(大阪)


金剛寺 楼門


 金剛寺(こんごうじ)は
大阪府河内長野市にある
真言宗御室派の大本山。

 山号は天野山(あまのさん)。
女人禁制の高野山に対し
「女人高野」とも呼ばれる。
今は奥河内の観光地の一つ。
 
 寺伝によれば
天平年間(729-748年)
聖武天皇の勅願により
行基が草創したと伝える。

 のち、弘法大師の
密教修練の霊域となる。

 平安末期、後白河法皇
と皇妹八條女院の帰依を
受け阿観上人が中興。

 八條女院が弘法大師
像を安置し、女性が
仏縁を結ぶ霊場となり
女人高野として栄える。

 南北朝時代には、南朝
・北朝双方の行在所となる。

 楼門は鎌倉後期の建築
とされ、国の重要文化財。

 食堂(じきどう)は
後村上天皇が正殿として
執務し「天野殿」とも呼ばれる。

 残念ながら、金堂と
多宝塔は修復工事中であった。


金剛寺 食堂(天野殿)


所在地 大阪府河内長野市天野町996
山号 天野山
宗派 真言宗御室派
寺格 大本山
本尊 大日如来
創建年 (伝)天平年間(729-748年)
開基 (伝)行基
別称 女人高野
備考 新西国三十三箇所7番



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