品川寺(東京)


品川寺 江戸六地蔵


 品川寺(ほんせんじ)は東京都
品川区にある。真言宗醍醐派
の寺院である。

 大同年間(806-10年)
弘法大師・空海により
開山されたと伝えられる。

 江戸城を築いた太田
道灌が伽藍を建立したが
その後の戦乱により荒廃。
弘尊上人により再興。

 山門の左手前に座高
2.75mの地蔵菩薩座像がある。
江戸六地蔵の一つである。
東海道第1番にあたる。

 本尊は水月観音・聖観音
菩薩である。江戸三十三
箇所観音霊場第31番札所
「品川観音」で知られる。

 境内には将軍徳川家綱
の寄進の梵鐘がある。幕末に
パリ万博、ウィーン万博で
海外へ出展後、行方不明。

 スイス・ジュネーヴ市の
アリアナ美術館での所蔵を
突き止め当時の外相も入り
交渉の結果無事返還される。

 品川寺から市に新しい
梵鐘が贈られ、この縁で
品川区とジュネーヴ市は
友好都市となっている。
 

品川寺 梵鐘


所在地 東京都品川区南品川3-5-17
山号 海照山
宗派 真言宗醍醐派
寺格 別格本山
本尊 水月観音、聖観音
創建年 (伝)大同年間(806年-810年)
開基 (伝)空海
正式名 海照山 普門院 品川寺
備考 江戸三十三箇所第31番



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