冷泉寺　山門

　冷泉寺（れいせんじ）は
滋賀県近江八幡市にある
曹洞宗の寺院である。

　近江鉄道八日市線
「武佐」駅から徒歩
17分程の所、「千僧供
（せんぞく）町」にある。

　808年（大同3年）
行基開創の蔓陀羅坊の
遺跡を継承したという。

　「千僧供町」の地名は
蔓陀羅坊に千人の僧侶を
集め祈祷供養し病魔退散
したことに由来する。

　56代清和天皇より
鎮護国家の勅願所となる。

　信長の焼き討ちに
より蔓陀羅坊は焼失。

　1670年（寛文10年）
美濃国の満庵和尚を
開山に迎え曹洞宗として
創建したと云われる。

　山号「大岩山」は
岩倉山の蓮華に似た大岩、
寺号「冷泉寺」は岩間より
の湧清水に因むという。

　本尊の十一面千手
観世音菩薩立像は
平安時代の作とされ
国の重要文化財である。

冷泉寺　本堂